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「天はわれらを見放した!!」 映画「八甲田山」のなかで北大路欣也演じる指揮官・神田大尉が 先へ進む道も、帰路も発見できず彷徨するなかで叫んだ一言… オレも叫ぶぞ!! 「オレなんか天から見放されっぱなしだい!」 そんなことはどうでも良いんですが、「八甲田山雪中行軍遭難事件」 をご存じですか? 明治35年1月に日本陸軍第八師団歩兵五連隊が八甲田山で雪中 訓練中に遭難し、訓練参加者210人中199人が死亡した日本山岳遭難 史上最悪の事件のことです。 青森市幸畑に「八甲田山雪中行軍遭難資料館」があります。 今回の東北ぶらり旅(?)の最後に訪れてみました。 なんてったって新田次郎氏の「八甲田山死の彷徨」を読み、 北大路欣也・高倉健出演の映画「八甲田山」はDVDを購入して 数えきれない程見ている八甲田研究家としては外せない場所でしょ。 このレポートも「八甲田山」のDVDを観ながら書いてます! まず、玄関入りますと後藤伍長の銅像(レプリカ)が出迎えてくれます。 本物はここからずーと先の八甲田山麓にあります。 この後藤伍長と言う人は部隊遭難の危急を知らせる途中で仮死状態に なっていたところを救援隊に発見された人。その時の姿が銅像となっています。 メインホールに入りますと、時代背景から遭難の経緯、生存者の証言 など、見ごたえがあります。 当時の装備です。これを見ると外套自体も特別な仕立てではなく、 とても雪山では役に立たないでしょうね。 現在だって軽る〜い気持ちで冬山に出かけて遭難する 連中がいますが、冬山遭難がどんな悲惨なことになるのか ここへ来てよく勉強してもらいたいですね。 猛吹雪での体感温度-50℃!! 帰路が見つからずこんな感じで雪を掘って露営しました。 事件を報じる当時の新聞。 資料館見学後はボランティアガイドの方に墓地を案内して頂きました。 正面の一回り大きい墓標が山口少佐、そして右側が五連隊指揮官 神成中隊長の墓。 雪中行軍の総指揮者は神成大尉でしたが、山口少佐以下数人の大尉 が別枠で同行したことが悲劇の始まり。階級的に上の山口少佐が先々 で口を出し、神成大尉を差し置いて命令を下す段になると指揮命令系統 は混乱し、遭難に繋がったという説もあります。 (仕事は部下に任せる。口は出さない。部下が失敗したら自分が 責任を取る…これが良い上司なんでしょ。) そんな上司の墓が、総指揮者としてどうにか帰路を発見しようと陣頭指揮 にあたった神成大尉より大きいなんて…。 遭難で亡くなった兵卒の墓。大きいのや小さいのがあるんですが やはり階級によって大きさが違うそうです。 亡くなってもまだ階級があるって…どうなんでしょう? 思わずボランティアガイドのオバちゃんの話に夢中になって1時間30分 位いたでしょうか。 我々電車利用者にとっては少々行きづらい場所ではありますが、路線バス が30〜40分毎に出てますのでそれを利用すれば良いと思います。 青森駅よりバス30分。バス停より徒歩10分位です。 資料館前にもバス停がありますが、ここを通過するバスは1日数本です。 |
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